特定非営利活動法人「北斗会」の就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」では、イラスト作成とアート制作の仕事を取り入れています。
イラスト作成やアート制作の経験がなくても、職業指導員が丁寧に教えますのでご安心ください。
ワークショップOHANAでは、パソコンやペンタブレットを活用してイラストを作成したり、アートを制作しています。また、パソコンが苦手な方向けに、手書きイラストやアートも取り入れています。
本記事では、就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」で行っているイラスト制作の仕事について紹介しています。また、絵を描く作業所として取り組んでいる理由や作業内で完成した成果物(完成品)も紹介しています。
ぜひ、最後までご覧ください。
就労継続支援B型事業所でイラスト作成/アート制作の仕事ができる!絵を描く作業所の存在意義についても解説!
就労継続支援B型作業所にてイラストやアート制作の活動ができることをご存じでしょうか?もちろん提供している作業所、していない作業所があります。
ワークショップOHANAでは多種多様なイラスト作成、アート制作の準備をしています。気になる方は詳しくはこちらをご覧ください。
就労継続支援B型事業所でイラスト作成/アート制作の仕事がしたい方へ!
イラストを作成したりアートを制作したりすることで、心理的な安定回復が期待できるとの研究結果が発表されています。
日本感性工学会論文誌の「創作活動の心理的な効果に関する研究」で言及されている内容ですが、その概要について下記にまとめました。
- 絵を描くことで精神的、心理的な落ち込みに対して回復のアプローチが期待できる
- 何かを創り出す自発性が心理的安定の効果をもたらす
- 精神的、心理的安定に要する期間は3~7年が目安
就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」では精神的、心理的不安による悩みや個人のチャレンジしたいという意欲を尊重してイラスト作成、アート制作の仕事を取り入れています。
絵を描く作業所の存在意義
絵を描く作業所の存在意義とは、就労するきっかけ作りや個人のチャレンジ精神に対してサポートすることを意味します。
障害者向けの仕事は全国的に少なく、ハローワークや転職サービスを利用してもなかなかイラスト作成、アート制作関連で採用されないという声はよく耳にします。
しかし、「絵を描くことを仕事としたい」「新しい何かに挑戦してみたい」という個人の思いは尊重するべきだと考えます。
就労継続支援B型事業所で新しい自分を見つけ、将来的な自立に向けて取り組むとよいでしょう。
就労継続支援B型事業所でイラスト作成/アート制作の仕事を取り入れている理由は?を5つのポイントで解説!
「令和2年度鹿児島県工賃(賃金)実績集計表」によると、鹿児島県内に所在する就労継続支援B型事業所の数が、292だということが分かります。
そのなかでも実際にイラスト作成、アート制作の仕事を提供している就労継続支援B型事業所は、10にも満たない状況でした。(※2023年1月18日調べ)
このように、まだまだ就労継続支援B型事業所でイラスト作成、アート制作の仕事を取り入れている作業所は全国的にみても少ないのが現状。また遊び感覚で絵を描く仕事を取り入れている作業所もある一方で、行政や他企業・団体による協力のもと絵画展を主催するなど、本格的にイラスト作成やアート制作に取り組む就労継続支援B型事業所もあります。
就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」は、絵を描く仕事として、その両方の側面を持った作業所です。
ここでは絵を描く作業所としてイラスト作成、アート制作の仕事を取り入れている理由について、下記の5つのポイントでまとめました。
- 仕事が楽しい
- スキルや知識を活かせる
- 趣味で工賃がもらえる
- リハビリイラストとリハビリアート
- プロを目指している
それでは、詳しくみていきましょう。
楽しみながら仕事ができる
就労継続支援B型事業所では、楽しみながらイラスト作成やアート制作の作業に取り組めます。
ワークショップOHANAでは自由に絵が描けるアーティスティックな側面を持つ一方で、クライアント案件も複数抱えており、自由度の高い働き方が可能。身体的なハンディや精神的な悩みで思うように進めない方でも、自分のペースで楽しみながらイラスト作成やアート制作の作業に参加できます。
特定非営利活動法人北斗会の就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」といえば、作業所内に併設するカフェコーナーが魅力的。美味しいドリンクや軽食を無料で提供しており、楽しみながら仕事ができます。
イラストやアート関連のスキルや知識を活かせる
就労継続支援B型事業所は、過去にイラスト作成やアート制作などの仕事に携わっていた経験者にとって、そのスキルや知識を存分に活かすことができます。
また、イラスト作成やアート制作が未経験でも興味があって知識は人並み以上にあるという方もいることでしょう。
ワークショップOHANAでは、下記のようなイラスト作成やアート制作の作業を取り入れており、初心者から経験者まで、幅広く対応しています。
- 手書きイラストやアート
- IT技術(人工知能)などを取り入れたパソコン描画
- イラスト作成ツールを用いたイラスト作成とアート制作
- NFT(Non-Fungible Token)によるアーティスティック活動 など
例えば、就労継続支援B型事業における就労支援とさらなるスキル向上を目的に「CLIP STUDIO PAINT」などのイラスト作成ツールを導入していますので、将来的にも大きな飛躍が期待できるでしょう。
絵を描く趣味で工賃がもらえる
趣味でこれまで絵を描いてきたという方にとって、就労継続支援B型事業所はおすすめの働き方の1つ。ワークショップOHANAでは、その趣味が1作品800円~10,000円の工賃として稼げます。
さらに高い工賃をもらいたいという方もいることでしょう。
就労継続支援B型事業所の工賃については、こちらの記事で詳しく解説しています。
リハビリイラストやリハビリアートで機能回復
リハビリテーションの業界では、作業療法士(OT)が身体的なハンディがある方を対象に絵画療法を行い、指先の機能回復を目指します。
就労継続支援B型では、この概念を「リハビリイラスト」もしくは「リハビリアート」と呼び、障がいに対する回復アプローチを行います。
就労継続支援B型事業所におけるリハビリイラストやリハビリアートで期待できる効果について、下表にまとめました。
<リハビリイラストやリハビリアートの効果まとめ>
障害の種類 | 期待できる効果 |
身体障害 | 指先の機能回復 |
知的障害 | 集中力改善と物事に対する意欲向上 |
精神障害 | 自発性の向上と感情のコントロール |
将来プロのイラストレーターやアーティストを目指している
就労継続支援B型事業所のイラスト作成、アート制作の作業は、将来プロのイラストレーターもしくはアーティストを目指している方にとっておすすめ。特に過去にプロに挑戦して挫折した経験を持つ方にとっては、知識やスキル磨きに最適な環境が整っています。
障害者向けの仕事は全国的に少なく、ハローワークや転職サービスを利用してもイラスト作成、アート制作関連でなかなか求人が見つからないことについては前述したとおりです。
ワークショップOHANAでは、将来フリーランスで活躍できるプロのイラストレーターやアーティストを就労継続支援B型の仕事を通じて育成しています。
その簡単な流れを、下記にまとめました。
- 就労継続支援B型事業所としてクライアントと契約
- メンバーと職業指導員が連携しながらイラスト作成もしくはアート制作
- 卒業と同時に案件をメンバーに引き継ぐ
企業や組織に属することを目的としていないため、将来的にはフリーランスとして自由度の高い生き方を目指せます。
就労継続支援B型事業所で取り組んでいるイラスト作成/アート制作の事例を紹介!
イラスト作成、アート制作を仕事として取り入れている就労継続支援B型事業所の存在意義や絵を描くことによって、機能回復が期待できる理由については理解できたことでしょう。
ここでは、実際に就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」で取り組んでいるイラスト作成、アート制作の仕事内容について事例や成果物(完成品)を紹介しています。
就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」のポートフォリオはこちら
【2選】就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」で取り組んでいるイラスト作成/アート制作の事例
就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」では手書きイラスト作成、アート制作やパソコンなどのデジタル機器で絵を描く仕事を取り入れています。
それでは、ワークショップOHANAにおけるイラスト作成、アート制作の事例について、詳しくみていきましょう。
事例①|絵を描くことから始める手書きイラスト/アート
手書きイラスト作成、アート制作において、デジタル機器を用いては表現できない色彩やレイアウトが実現できるところは魅力的。模写が得意で配色、色彩の使い方が上手な方だけでなく、オリジナルのキャラクター絵を描くことを好む方など独自の感性が活躍の幅を広げるきっかけとなることでしょう。
また、「リハビリイラスト」「リハビリアート」による指先の機能回復や感情のコントロールなど、さまざなメリットがあります。
就労継続支援B型「ワークショップOHANA」では、模写が得意な方や色彩豊かなアートを描かれる方など、複数名のメンバーがイラストレーター/アーティストとして活躍しています。
興味のある方はぜひ、ワークショップOHANAのポートフォリオをご覧ください。
事例②|パソコンやペンタブレットを活用したイラスト作成/アート制作
ワークショップOHANAでは、就労継続支援B型事業所としては初のNFT(Non-Fungible Token)イラストの制作を取り入れています。
NFT(Non-Fungible Token)とは、一般財団法人日本経済団体連合会(通称:経団連)が推奨するWeb3.0推進戦略(SDGs実現に向けた取り組み)のなかで2023年以降、大きく注目されているIT技術のこと。この動きに連動して、ワークショップOHANAではブロックチェーン開発も並行して行っています。
また、パソコンで「CLIP STUDIO PAINT」「Adobe Illustrator 」などのイラスト作成ツールを導入。他にも、イラストアニメーション制作などのクリエイティブ活動も行っています。
詳細については、ワークショップOHANAのポートフォリオをご覧ください。
ワークショップOHANAで制作したイラスト/アートの成果物(完成品)を紹介!
就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」は、鹿児島県霧島市を所在とする絵を描く作業所の1つ。下記のポートフォリオでは、過去にメンバーが仕事で作成したイラストやアートを掲載しています。
就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」のポートフォリオはこちら(準備中)
また、就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」ではメンバーの就労支援にご協力いただける企業様、団体様を募集しております。
将来的にフリーランスのイラストレーターやアーティストを目指している方を中心に在籍しているため、原則として業務委託の条件などありますが、その概要について下記にまとめました。
- 障がい者に理解がある
- 就労支援の観点で福祉にご協力していただける
- 中長期的な業務委託をご検討いただける
就労継続支援B型事業所では、障害者総合支援法による「工賃」という概念に基づき、月額3,000円以上の最低工賃の給付が義務付けられています。
労働基準法として位置づけられている給与や地域の最低賃金などの概念とは異なるため、相場よりも低い金額で請け負うことも可能。営業時間帯(8時30分~17時30分)であれば随時、ご相談を受け付けております。
ご不明な点がございましたら、ぜひ、こちらからお問い合わせください。
まとめ|就労継続支援B型事業所でイラスト作成/アート制作の仕事をしてみませんか?
今回は、特定非営利活動法人北斗会の運営する就労継続支援B型事業所「ワークショップOHANA」で行っているイラスト作成、アート制作の仕事について紹介してきました。
イラスト作成やアート制作が未経験でも職業指導員が分かりやすく丁寧に仕事を教えてくれるため、安心して取り組むことが可能。また身体的、精神的なハンディに対する悩みの改善や機能回復が期待できるため、イラスト作成やアート制作の仕事を取り入れている就労継続支援B型事業所を利用することはおすすめの働き方といえます。
就労継続支援B型事業所を利用するまでの流れはこちらでご確認ください。
就労継続支援B型「ワークショップOHANA」にご興味・ご相談があれば、ぜひ下記までお問合せください。
特定非営利活動法人「北斗会」の連絡先はこちら
法人名 | 特定非営利活動法人 北斗会 |
代表理事 | 高野 和子 |
提供サービス種別 | 就労継続支援B型事業 |
施設名 | ワークショップOHANA |
住所 | 〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央1丁目14-4 |
電話番号 | 0995-50-3236 |
ファックス番号 | 0995-50-3075 |
メールアドレス | hokutokai@kvd.biglobe.ne.jp |
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