大乱闘スマッシュブラザーズと就労継続支援B型の関係性と導入したきっかけがしりたい！
就労継続支援B型で大乱闘スマッシュブラザーズのeスポーツ大会に出ることは可能なの？
大乱闘スマッシュブラザーズのeスポーツ大会に参加して勝ちたい！けど、そんなこと可能なの？
就労継続支援B型事業所の作業として、「大乱闘スマッシュブラザーズ」をはじめ様々なeスポーツゲームが注目されていることをご存知でしょうか？
また、大乱闘スマッシュブラザーズを導入する際に発生しうる問題点、疑問点が気になる方、解決したいと考える事業所もあるでしょう。
本記事では、「大乱闘スマッシュブラザーズ」で就労継続支援B型作業所が勝つための取り組みについて解説しています。
- 大乱闘スマッシュブラザーズとは？eスポーツへの参入課題
- 就労継続支援B型作業所として取り組むきっかけと理由
- 大乱闘スマッシュブラザーズで就労継続支援B型が勝つための具体的な取り組み
- 就労継続支援B型の利用者への精神的効果と地域の反応を考察
それでは、ぜひ最後までご覧ください。
ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」とは？就労継続支援B型作業所で導入したきっかけも紹介！
特定非営利活動法人北斗会が運営する「ワークショップOHANA」では、2023年12月に北斗会主催で小規模なeスポーツ大会を行いました。ゲームの内容はNintendo Switch「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」です。
今回はオフラインでの大会を開催。チーム戦ではなく、個人のトーナメント戦と、利用者の中で特に強い1対複数人の大乱闘も行いました。eスポーツ大会という事で運営は利用者を中心に行い、順位ごとに、賞金ではなく景品を準備しました。
小規模でもeスポーツ大会が就労継続支援B型作業所でできることがわかると、大乱闘スマッシュブラザーズとは何か、導入したきっかけが気になるでしょう。
以前より力を入れていた北斗会ゲームプロジェクトですが、始動開始当初は案件に合う利用者がいませんでした。ですが、ゲーム好きな利用者が見学に来られゲームがしたいと希望されたことで本格始動となり、1つのきっかけでした。
さらに、ゲーム希望の利用者人口が増加したこともあり、eスポーツを視野に知名度の高い「大乱闘スマッシュブラザーズ」の導入を計画し実行しました。結果、さまざまなeスポーツのゲーム導入のきっかけともなりました。
同様のきっかけに遭遇した事業所なら、さらに詳しくゲームの内容やeスポーツについて知りたくなることでしょう。
大乱闘スマッシュブラザーズとは何か？ゲームの特徴、eスポーツとしての世界の認知度について紹介します。
それでは、詳しくみていきましょう。
大乱闘スマッシュブラザーズとは？
大乱闘スマッシュブラザーズとは、任天堂が平成11（1999）年1月にNINTENDO64のゲームソフトとして販売が開始された、対戦型アクションゲームです。現在は6代目となり、平成30（2018）年12月07日に販売されたNintendo Switch用ゲームソフトとして販売したものが最新盤となります。
現在の大乱闘スマッシュブラザーズは、パッケージ版とダウンロード版の2種類の方法で販売されており、初代の販売開始から約19年経過しますが今でも人気の落ちないゲームの1つといえます。
プレイモードは「TVモード」「テーブルモード」「携帯モード」があり、1人から最大8人でプレイを楽しむことができます。開始直後はキャラクターの開放が重要でしょう。
キャラクター解放するための方法が2種類あります。
1つは「大乱闘モード」と「スピリッツモード」です。このモードは1キャラずつ順番にキャラクター解放を行う方法になります。
もう１つは「勝ち上がり乱闘」で特定のキャラクターを狙って解放する方法です。勝ち上がり乱闘は、一度でも負けてしまうとその場でゲームオーバーとなってしまいます。コンテニューも可能ですが本気度が下がってしまうのでコンテニューする場合、チケットを使用するとよいでしょう。
モードにより、クリア後10分のインターバルがあるので狙っている隠しキャラクターがいない場合はどちらが効率的か考える必要があります。
因みに、隠しキャラクターの開放を進めるときは、「大乱闘モード」と「スピリッツモード」を使うのが1番早いよ！
Nintendo Switch版の大乱闘スマッシュブラザーズは「オンライン対戦」と「オフライン対戦」ができるよ！
あとはDLCで購入（課金）してキャラクター（全12体）の開放（購入）もできます。
大乱闘スマッシュブラザーズSPECIALの特徴
今回の「大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL」の最大の魅力は史上最大規模のファイター、ステージ、アイテム、サウンドの数です。
ファイターは、その数なんと総勢72体のファイターにDLC（ダウンロードコンテンツ）のファイターが12体の計合計84体にもおよぶファイターが登場します。今まで販売してきた大乱闘スマッシュブラザーズに登場する歴代のファイターが全員参戦しており、さらに、任天堂から販売されていないゲームのキャラクターまで参戦していることから、ファンにとってはたまらないゲームといえるでしょう。
ステージでは、ステージ登場数は100以上あり既存のステージもパワーアップしています。すべてのステージが戦場化・終点化可能です。DLCでファイターを購入するとセットでファイター独自のオリジナルステージもついてきます。
アイテムに関しても歴代の大乱闘スマッシュブラザーズよりさらにパワーアップ・ボリュームアップしています。アシストフィギュアやポケモンもすべてにおいて大満足です。
戦闘を盛り上げてくれるサウンドは、800曲以上収録されており、さらに新規アレンジの曲も盛りだくさん登場しています。使用するファイターに合わせてサウンドが選べるのも楽しみの1つです。
eスポーツとして世界的に認知されつつある！
ここまで大乱闘スマッシュブラザーズを熱く解説してきましたが、導入きっかけは、大乱闘スマッシュブラザーズが世界的に認知されてきた背景もあります。世界的に認知といわれると名前だけは知っている、1回プレイしたことがある、などある程度の認知だと思う方も多いでしょう。
では、実際はどの程度認知されているのか、深堀していきたいと思います。
海外での認知度ですが、アメリカではアメリカのゲーム市場最も売れている格闘ゲームといわれています。令和1（2019）年12月当時で1571万本以上売れており、「ストリートファイターII」 の1550万本を上回りました。今もなお現在進行形で増加傾向です。
なぜ、大乱闘スマッシュブラザーズが海外でここまで人気なのか考査したところ、複数人のプレイヤーが同じゲーム機（1つのテレビと1台のswitchで最大8人）でプレイできるパーティー性が、売上に貢献しているため人気、認知が高いといわれています。
ゲームの内容も、初心者でもゲームに参加しやすくなっていますし、経験のあるなしに関わらず、いろんなプレイヤーと楽しむことができるオンライン対戦ができることも認知度の高い理由です。
海外の大乱闘スマッシュブラザーズの世界大会を見てみると、「Smash World Tour」が賞金総額3000万円というeスポーツの格闘ゲーム賞金の中では高額な金額が用意されていました。
もう１つは「Double Down」です。日本からも多くの選手が招待されたことでも有名な世界大会です。令和4（2022）年に開催された大会では、日本選手の「プロトバナムさん」が優勝をかざりました。
就労継続支援B型作業所でゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」を採用した理由は？
「ワークショップOHANA」の作業として「大乱闘スマッシュブラザーズ」を採用した理由の1つとして、利用者の方がランカー入りしていると情報を得たことです。そのため、さっそく採用することになりました。
大乱闘スマッシュブラザーズの「ランカー」とは、大小関係なく大会に出場し結果を残しポイントを獲得したプレイヤーを対象に構成されます。今回は「Japan Smash Ranking 」を参考に解説していきます。
まず、知っておきたいことしてランキングに関することです。
ランキングとは、参加者数や参加者の順位で大会の価値を決定するシーズン制のランキングです。ランキングは従来からある、大会の順位からランキングを決定する手法(JPRやPGR、OrionRank,Ωrankなど)と、統計学を活用したレーティング制があります。
最新のランキングの１位が日本、海外共に同じプレイヤーだったことも話題になりました。
ランキングの仕組みは、それぞれが算出するアルゴリズムがあり、今回参考にさせて頂いたJapan Smash Rankingでは、様々なルールを決めています。
一部抜粋してご紹介します。
- 獲得ポイントについて、大会の価値(TTP)からなる優勝ポイントで決まり、順位を1つ落とすごとにポイントが0.75倍となる。
- TTPは参加者数と参加者の質を考慮したものにする（今回は海外のランキングを利用）
- Stier大会は篝火（かがりび）2日目に残れることを基準とし、ベスト96までをポイント対象にしている。
- 海外大会も対象とする。
簡単に説明すると、日本だけではなく海外の大会での成績も考慮し、優勝ポイントから順位が下がる都度ポイントも減っていく。
さらに、日本と海外での大会の参加者、規模などに大きな違いがあるため人数とランカー出場の状況を考慮し日本大会でも大きな篝火では、2日目まで残れることが基準になりポイント加算しているようです。
このように障害がある、なしに関わらず、結果をみてポイントを付けて、ランキング化している点は就労継続支援B型作業所で大乱闘スマッシュブラザーズの採用決定にとても大きなアドバンテージとなり採用理由の1つでもあります。
ゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」で就労継続支援B型作業所のチームが勝つには？具体的な取り組みも紹介！
就労継続支援B型作業所のチームが勝つためには何が必要か気になりますよね？勝つために必要な全キャラクターの開放、ライバルの存在について、詳しく紹介していきます。
全キャラクターの開放
プレイはじめは8体のキャラクターが実装されています。そのキャラクターを使用し、「大乱闘モード」と「スピリッツモード」、「勝ち上がり乱闘」の3種類をプレイしながらキャラクターの解放をしていきます。ほかにも、DLCといわれる課金でキャラクターを購入することもあります。
このDLCのキャラクターは、通常プレイしていても出てくることがないので購入が必須になります。
DLCは追加コンテンツとも呼ばれており、購入のファイターの購入方法が2種類あります。1つは個別販売での購入です。好きなファイターのみ選んで購入ができます。
2つ目はファイターパスでの購入です。ファイターパスは第1弾と第2弾のあり、第1弾目では5体のファイターがセットに、第2弾では残りの6体のファイターがセットになっています。
今回は、大乱闘モード、スピリッツモードでのキャラクター解放の手順をご紹介します。
- 大乱闘を1〜4回プレイする（2:30のタイム制/対戦相手CPレベル9）※１
- ソフトを再起動する※2
- 大乱闘をプレイする（1ストック制で自滅/対戦相手自由）※3
- ソフトを再起動する※2
- 大乱闘を1〜2回プレイする（2:30のタイム制/対戦相手CPレベル9）※4
- ソフトを再起動する※2
- 大乱闘を2〜4回プレイする（2:30のタイム制/対戦相手CPレベル9）※4
※１、1~5体対象
※2、6体目以降クールタイムとして10分経過しないと挑戦者が現れないため
※3、6~30体対象
※4、31~63体対象
以上が手順となります。最短で4時間程度でDLC以外のキャラクター解放ができますが、利用者の体調、状況で少しずつ進めていくことをおすすめします。
もし挑戦者に負けてしまっても、挑戦者の間で再戦が可能なので落ち着いて全キャラクターの開放を進めてください。
ライバルの存在
全キャラクターの開放は基本1人でプレイすることになります。そのため全キャラクターを開放できると、ゴールした達成感もあり満足してしまう利用者もいらっしゃいます。達成感は大事です。利用者と指導員でしっかり話しをして決めたところまでは、サポートしながら継続できるように支援します。
ですが、大乱闘スマッシュブラザーズの神髄は対戦型アクションゲームなのでやはり、ライバルの存在が必要になります。ライバルの存在がモチベーションの維持やチームプレイで大切なつながりや強さにも結び付きます。
では、ライバルの育成について実例をご紹介します。
「ワークショップOHANA」では、ランカー保持者の利用者に指導をお願いしました。ライバル候補に挙がったのは、NINTENDO switchに触った事もない利用者の方でしたが、ゲームがとにかく好きで話もよくされていたのでお願いしました。
初めはコテンパンにされていましたが1~2か月も経過するとPCUレベル９の敵も難なく倒し、ランカー保持利用者とのチーム戦でも立ち回れるようになりました。
半年もすると勝つことも増えてきて、今ではお互いが高め合える存在になっています。最近は教えてもらっていた利用者の方が指導側にまわり他の利用者に指導してコニュニティーもどんどん広がってきています。
就労継続支援B型作業所でゲーム「大乱闘スマッシュブラザーズ」を導入したらどうなる？利用者への精神的効果と地域の反応を考察！
就労継続支援B型「ワークショップOHANA」では「大乱闘スマッシュブラザーズ」を導入した結果、利用者、職員共に笑顔が多くなりました。ほかにも、ゲームに興味を持ち出す利用者、対戦相手を探すためにコミュニケーションが図れるようになった利用者、ゲーム参加者が増えた、作業所の雰囲気をみて行動ができるようになった、乱暴だった話し方が変わったなど沢山の精神的効果の改善実例があります。
それに伴い地域の反応はゲームを仕事として捉える考え方が広まりました。プロジェクト始動時はゲームは遊びで仕事ではないと偏見の目も多くありましたが、令和5（2023）年には霧島市や、福祉基幹、他事業所からの見学希望の問い合わせが多数ありました。
※具体的な数字や統計データは高野執筆
まとめ｜就労継続支援B型作業所で大乱闘スマッシュブラザーズを導入しよう！
今回は、大乱闘スマッシュブラザーズ就労継続支援B型作業所がeスポーツで勝つための取り組みについて解説してきました。
今まで興味がなかった、縁がなかった、そんな事業所の方でもeスポーツ導入を考えて頂けたでしょうか？就労継続支援B型作業所でのeスポーツの導入はまだまだ数としてみると少ないですが、毎年増加傾向にあります。
きっかけは利用者との話の中に転がっていることがほとんどです。また導入数の少ない今がチャンスです！ぜひ、記事を参考にして頂きたいと思います。
- 大乱闘スマッシュブラザーズとは？eスポーツへの参入について
- 就労継続支援B型の作業として取り組むきっかけと理由
- 大乱闘スマッシュブラザーズで就労継続支援B型が勝つために具体的な取り組みを紹介
- 就労継続支援B型の利用者への精神的効果と地域の反応を考察
最後まで読んで頂いたことで就労継続支援B型作業所で大乱闘スマッシュブラザーズの導入を考えていた事業所、eスポーツへの関心がある事業所への後押しになれば幸いです。
今回は大乱闘スマッシュブラザーズの導入を中心にご紹介しました。
就労継続支援B型「ワークショップOHANA」にご興味・ご相談があれば、ぜひ下記までお問合せください。
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| 法人名 | 特定非営利活動法人 北斗会 |
| 代表理事 | 高野 和子 |
| 提供サービス種別 | 就労継続支援B型事業 |
| 施設名 | ワークショップOHANA |
| 住所 | 〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央1丁目14-4 |
| 電話番号 | 0995-50-3236 |
| ファックス番号 | 0995-50-3075 |
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