特定非営利活動法人「北斗会」では、鹿児島県霧島市を拠点に、障害福祉サービスの就労継続支援B型事業を提供しております。仕事(作業)内容や工賃、利用料だけでなく、どんな方が対象となっているかなど、さまざまな観点で解説していますので、ぜひご覧ください。
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就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作の導入過程を紹介!ぬいぐるみ市場およびクリエーターの将来についても徹底解析!

就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作の導入過程を紹介!ぬいぐるみ市場およびクリエーターの将来についても徹底解析! 就労継続支援B型とは?仕事(作業内容)や工賃など紹介!

本記事は、就労継続支援B型事業所におけるぬいぐるみ制作の不安や疑問を2023年度のぬいぐるみ市場ををもとに導入過程から、ぬいぐるみクリエーターになり、個人事業主になるまでの道筋を徹底解析しています。気になる方はぜひ、最後までご覧ください。

アザラシおはなちゃん
アザラシおはなちゃん

就労継続支援B型作業所でぬいぐるみ制作がしたいけど、できるのか知りたいな!

アザラシおはなちゃん
アザラシおはなちゃん

どうして、ぬいぐるみを作るだけでお仕事になるのかな?お仕事になるまでの過程が知りたいな!

アザラシおはなちゃん
アザラシおはなちゃん

将来的にはぬいぐるみクリエーターを目指したい!!けどどうやってなるのかわからないしクリエーターとしての将来の展望に不安が沢山ある…。

このような不安や、疑問をお持ちの方は必見です。

就労継続支援B型作業所でぬいぐるみ制作を行うことは事業所によりますが可能です。ですが、多くの事業所が生産活動の一環として行っており、どちらかといえば手作りキットを使用して、型紙を購入し、制作するような手作り感を全面に押し出したぬいぐるみ制作が主な作り方になることでしょう。

下記では、ハイクオリティなぬいぐるみ制作を就労継続支援B型作業所で行うためには、何が必要なのか、ぬいぐるみ制作を取り入れる理由、将来の展望など紹介しています。

この記事でわかること
  • 就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作の導入過程
  • ぬいぐるみ制作を作業として取り入れる理由
  • クリエーターとは?ぬいぐるみクリエーターへなるための手順
  • ぬいぐるみ制作で就労継続支援B型作業所を卒業するまで
  • ぬいぐるみクリエーターの今後の展望
  • まとめ

これからぬいぐるみ制作を取り入れようと考えている就労継続支援B型作業所、また現在取り入れているが中々成果に結びつかない就労継続支援B型作業所の利用者の方は、ぜひ参考にしてください。

就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作の導入過程を紹介!

就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作の導入過程を紹介!

就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作がどのような雰囲気で取り組まれているのか気になる方もいるでしょう。趣味で手作り品を制作している、内職でのミシン経験を活かしたいなど考えている利用者がおり、なおかつ就労継続支援B型作業所でぬいぐるみ制作が作業として導入される場合、作業所はなにが必要か導入過程に不安や疑問が生じます。下記では就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ市場を考察し、作業として導入するまでの過程を紹介します。

就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ市場の考察

皆さんは2023年度の日本の玩具市場規模がどの程度かご存じでしょうか。日本玩具協会によると前年度比107.1%と大きく伸びており、希望小売価格ベースでは1兆193億円と、初めて1兆円を超えました。玩具の売り上げに関しては少子化が進むなか2019年度以来、4年連続で売り上げが伸びており、前年度に続いて過去最高を記録しました。

2023年度の玩具市場が初めて1兆円を超えた最大の要因は、前年より425億円売り上げを伸ばし、今や2,774億円市場となったカードゲームおよびトレーディングカード商品で、市場全体の27.2%を占めています。また、プラモデルとフィギュアが好調でホビー市場も79億円拡大して1,749億円市場です。
次いで金額で伸びが大きかったのはぬいぐるみ商品で、67億円伸ばし391億円市場になり、120.7%の伸び率を誇っています。

このように2023年度の玩具市場は拡大しており、その中でもぬいぐるみは大きな飛躍をみせています。

下記では2023年度の玩具市場で拡大が目立った商品ジャンルを伸び率でみてみましょう。

1位 ハイテク系トレンドトイ121.5%

2位 ぬいぐるみ120.7%

3位 カードゲーム、トレーディングカード118.1%

4位 のりもの玩具108.9%

5位 ホビー104.7%

アザラシおはなちゃん
アザラシおはなちゃん

どうしてこんなにぬいぐるみ市場の拡大がすごいのかな?

ぬいぐるみ市場の大幅な拡大の要因は、ターゲット層とインバウンド層です。今までのぬいぐるみといえば、対象年齢が小学生までのような、動物のぬいぐるみやアニメキャラクターが主軸でしたが近年「キダルト層」とよばれる「キッズ+アダルト=子供心をもった大人」の層をターゲットにした分野のぬいぐるみの販売が目立ちました。例えば少し高価になっても、アイドルの推し活ぬいぐるみやテーマパーク限定のぬいぐるみおよび装飾品など、ゲームセンターでしか手に入らないようなアミューズメント施設専用といわれる「プライズ」景品など幅広い層に人気のアニメキャラクターやアダルト世代に合わせたコンセプトのぬいぐるみなどがあります。

ほかにも、インバウンド層(海外層、都心部層)向けにオンラインショップでは購入できないご当地商品、ショップ限定商品などもあり金銭的に余裕のある働いているアダルト層の購入が少子化であるにも関わらず拡大した要因といえます。

アザラシおはなちゃん
アザラシおはなちゃん

今のぬいぐるみ市場はわかったけど、就労継続支援B型でのぬいぐるみ市場はどうなっているの?

就労継続支援B型作業所でのぬいぐるみ市場は、ハンドメイドを中心に生産活動を行っている作業所は2019年のコロナ流行の影響を受け販売ルート(委託販売先、作業所、バザー、フリーマーケットなど)の確保が困難になり、販売個数も減少していました。ですが、2023年度の玩具市場の風をうけキダルト層向けにコンセプトと貴重性を重視したぬいぐるみが徐々に浸透しています。

貴重性について、就労継続支援B型作業所では生産活動の一環であるため、大量の流通が難しく、さらに工場のように設備が整っている作業所は珍しいため、基本的に1つ1つ手縫いや家庭用ミシンでの制作になります。そのため、同じ型紙で制作をしたとしても、全く同じ商品が完成しないクオリティの低さがデメリットとなっていました。就労継続支援B型作業所にとって、ぬいぐるみ制作は低いクオリティと数量(量産性)的にも多くの生産性を見込めない生産活動の一環でした。ですが、そのデメリットを貴重性に変換し購入者には「レア」感(貴重性)をアピールし印象にもってもらうことで人気となっています。

「レア」な印象をもってもらうためには、コンセプトが重要になります。コンセプトに関しては就労継続支援B型作業所ならではのぬいぐるみがあります。たとえば、制作している利用者の障害(身体的、精神的)をコンセプトにした商品、利用者のオリジナルイラストをぬいぐるみにした商品などがありコンセプトに魅力を感じ、ファンになり購入する方が増えています。

貴重性、コンセプトのアピールを中心にマーケティングを行うことにより、就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ市場は上昇傾向にあります。

ぬいぐるみ制作を作業として導入するまでの過程を紹介

ぬいぐるみ制作を作業として導入するまでの過程について、事業者側と利用者側の2つの視点から紹介します。

利用者側の作業としての導入過程ですが、まずは現在利用している方は相談事業所または利用している就労継続支援B型作業所に相談をしましょう。簡易的で構いません。ぬいぐるみが作りたいと相談することから始めましょう。イメージがあればイラストにしたり、文で書いて伝えるのもよいです。なぜなら、自分のなかにあるイメージを伝えると具体的な動きが見えてくるからです。

注意点は、ぬいぐるみ制作といっても、1から制作する作業所と部分的に(綿入れのみ、ラベル縫い付けなど)制作する作業所があるので自分がやりたいと思っている情報は確認と相談を必ずし、提供できる範囲の確認をしましょう。

もしぬいぐるみを作ることが可能なのであれば試作品の制作をして形にしてみるのもよいでしょう。その際は、材料費、制作時間、コンセプトの有無、など具体的にあれば一緒に相談しましょう。

相談を受けた相談事業所および就労継続支援B型作業所は作業(支援)の負担が利用者にどの程度あるのか、また工賃についての話や作業内容の細かい話を利用者としなければなりません。就労継続支援B型作業所のスタッフは、希望している利用者の聞き取りを行います。まずは簡単なミーティングです。聞き取りのためのミーティングの内容を簡単にまとめました。

  • 協力者の有無
  • 構図のイメージ
  • すぐに支援(準備)できる最低ラインの説明
  • 目的(販売、プレゼント、物資支援など)
  • 将来について利用者の気持ち

利用者本人も漠然としたイメージでしょう。はじめは簡単な聞き取りからスタートし徐々に利用者の中のイメージを一緒に固めていき、ほかの支援員と共有しましょう。一緒に共通、進行していくことで利用者の精神的不安の軽減にもなります。

ゼロからぬいぐるみ制作を始める場合、初期段階でどの程度の機材、材料費が提供できるのか、またどのくらいの期間で希望の準備ができるのか、その場で返答するのではなく、一度しっかり考える時間と準備期間を設定します。

導入までの流れ
  1. 聞き取り調査(ミーティング)
  2. スタッフ共有
  3. 支援、指導担当者選定
  4. 材料・資材の確認、安定的確保
  5. 作業場の確保
  6. 準備期間、導入までのロードマップ作成および利用者への説明
  7. 知識の共有

導入するにあたりハンドメイド制作を主軸にしていない就労継続支援B型作業所は準備にとても時間がかかる場合があります。利用者の方は、やりたいことを実現するためにも早めの相談をしましょう。

就労継続支援B型作業所でぬいぐるみ制作を作業として取り入れている理由は?

就労継続支援B型作業所でぬいぐるみ制作を作業として取り入れている理由は?

就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ市場が上昇傾向にあるといってもやはり、一般市場のぬいぐるみ商品と差があるのは当然です。

ではなぜ就労移行支援B型作業所でぬいぐるみ制作を作業として取り入れているのか、理由は2つあります。1つは作業所の生産活動の一環になるためです。就労継続支援B型事業所は「一般企業に雇用されることが困難であって、雇用契約に基づく就労が困難である者に対して、就労の機会の提供及び生産活動の機会の提供を行う」と厚生労働省が説明しています。この生産活動の機会にぬいぐるみ制作を取り入れています。

2つ目は就労継続支援B型からの一般就労に向けたステップアップの一環である点です。厚生労働省は「生産活動その他の活動の機会の提供その他の就労に必要な知識及び能力の向上のために必要な訓練その他の必要な支援」と説明しています。将来的にはぬいぐるみ制作により個人事業主として将来を展開していくことが可能になります。

生産活動の一環、個人事業主としての将来についての理由を下記では、詳しく説明していきます。ぜひ参考にしてください。

ぬいぐるみ制作は就労継続支援B型作業所での生産活動の一環

ぬいぐるみ制作は、就労継続支援B型作業所での生産活動の一環になります。

就労継続支援B型作業所における生産活動とは、たとえば、シールはりや部品の選別などの内職作業、製品に刺繍をするなどの手工芸作業、衣類やリネンなどのクリーニング作業、WEBサイトの作成作業など、おもに軽作業が中心となります。

ぬいぐるみ制作は、製品に刺繍をするなどの手工芸作業の一環になります。就労継続支援B型作業所により取り入れている作業に違いや特徴があるので確認しましょう。

就労継続支援B型作業所にて、ぬいぐるみ制作を生産活動の一環で行う場合、一人だけ限定した支援にならず、幅広く複数人の利用者を同時に支援していくことが可能になります。役割分担(適材適所)の配置により支援がスムーズに行えます。

たとえば、イラストが得意な利用者にデザインの依頼をしたり、販売の際にパソコン作業の得意な利用者にホームページを作ってもらったりすると、工賃の向上にもつながりますし、利用者同士のコミュニケーション能力の向上や、伝え方、依頼の方法など社会のマナーを学ぶ機会にもなります。

就労継続支援B型事業所は「利用者の就労や生産活動等への参加等をもって一律に評価する「報酬体系」の見直しが令和6年度障害福祉サービス等報酬改定の概要にて報告されているため積極的に生産活動の複数人の同時支援を進めています。

利用者の工賃アップにつながることもメリットでしょう。

個人事業主としての道筋の開拓

就労継続支援B型では生産性の一環ですが、その中でもクオリティの高い商品、コンセプトのしっかりしている商品、ファンのいる商品に関しては将来的に個人事業主としての道筋が考えられます。

アザラシおはなちゃん
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個人事業主ってフリーランスや自営業とはなにが違うの?

3つの言葉の違いは、フリーランスは「働き方」、自営業は「事業のやり方」、個人事業主は「税務上の区分」で違いがあります。それぞれの違いを認識しておくと良いでしょう。

個人事業主とは、個人で事業を行うことで事業所得を得ている人を指し、「法人」の設立をせず、会社や組織に属さない個人で独立した事業を営む人のことです。※事業とは、継続して行う仕事であり、収益を継続的に上げていくことが必要です。

自営業とは、自ら事業を営んでいる人で、職種や業種も複数あります。一般的には、個人または家族や従業員を雇用するなど、雇用する従業員がおり事業を営む場合は自営業に分類されます。

フリーランスとは、「組織に依存しない働き方」の呼称です。1つの法人や団体などに所属せず、独立して自ら業務を行う働き方を指し、案件ごとにさまざまな顧客と自由に契約できることが特徴です。

アザラシおはなちゃん
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どんな人が個人事業主に向いているのかな?自分にもできるかな?

就労継続支援B型作業所の利用要項の中に、組織のしがらみが苦手な方や体調が安定しなくて継続的に会社に通勤が難しい方。やりたいことがあるが、複数の人の中での就労が苦手であり、緊張してしまう。などの状況に当てはまる方には、個人事業主をおすすめします。

なぜなら、就労継続支援B型事業所は一般就労が難しい方が利用する福祉サービスです。生産活動のぬいぐるみ制作で個人事業主になれる要素は多くあるので、将来を前向きに考えている利用者にはよいためです。

まずはクオリティの高い商品開発(ブランディング)、オリジナリティ(コンセプト)のある商品など、マーケティング方法、商品のクオリティの高さ、バザーやフリーマーケットなどで販売する商品よりさらに質の高い商品開発および制作を目指しましょう。質の高い商品にはファンが付きます。ファンの獲得は個人事業主の第一歩となるでしょう。

ここで気を付けなければならないのが、個人事業主になったら今行っている生産活動の一連の流れをすべて自身で解決する力が必要な点です。さらに、ぬいぐるみ制作にかかる制作費、材料の確保に加えて一人で制作となると今までより販売個数が減少してしまうなどの問題がでてきます。勢いに任せて後先見ず個人事業主にならないように、しっかり時間をかけ計画を立てて個人事業主としての開拓をしましょう。

趣味が就労継続支援B型作業所においてはクリエーターになれる!ぬいぐるみクリエーターになるための手順を実例をもとに紹介!!

趣味が就労継続支援B型作業所においてはクリエーターになれる!ぬいぐるみクリエーターになるための手順を実例をもとに紹介!!
アザラシおはなちゃん
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趣味が就労継続支援B型作業所ではクリエーターに?どうしたらクリエーターになれるのかな?

元々は趣味だったのにクリエーターなんてなれるの?と思われている利用者の方へ、就労継続支援B型作業所ではその趣味だったぬいぐるみ制作がクリエーターにつながります。なぜなら、就労継続支援B型作業所では利用者の希望にそった支援を行っているため、一つの作業を突き詰めて行うことが可能といえるためです。突き詰めた結果、専門的な知識が得られ、趣味からのスキルアップによりさらにクオリティの高いこと(商品)ができるからです。専門的な知識や制作スキルの高さ、クオリティの高さを持っている方は、就労継続支援B型作業所でなくても、クリエーターと呼ばれています。

一般の企業が求めるクリエーターは、学校に通い、資格をもちハイクオリティな商品の提供を期間内に納めるのは当たり前といわれますが、就労継続支援B型作業所におけるクリエーターは、個人のペースで資格や知識を取得し、数量の限定はあるものの丁寧に作り上げた商品の提供が可能な人を指します。

ぬいぐるみクリエーターとは?

クリエイターと呼ばれる人には、さまざまな職種(もの)があります。また「制作者」や「創作家」といった名称で呼ばれることもあります。制作活動、映像、ゲーム、小説や漫画などの、なにかを「表現する」分野で活躍している人のほとんどは、クリエイターと称して差し支えないでしょう。

ぬいぐるみも制作活動であり、自身の気持ち、考えを「表現する」分野です。表現するとは、インプットしたことをアウトプットするイメージです。自分のスキルやセンス、発想や思想などをインプットといい、そのインプットされたものを形にし具現化したものをアウトプットいいます。

就労継続支援B型作業所においてのぬいぐるみクリエーターとは、自分の思い描いている創造的なプロセスを通じ、新しい作品やコンテンツを生み出す人のことです。時には、社会からのニーズ(リクエスト)に応える職業でもあります。

ぬいぐるみクリエイターには、形(既存性)のある材料を使ってモノを作る人もいれば、自分のアイディア(イメージ)を形のないゼロから生み出す人もいます。ぬいぐるみクリエーターに限らず、多種多様なクリエーターは、様々な表現方法、仕事の仕方があります。

自分にあったやり方を見つけていきましょう。

クリエーターになるまでの手順を実例をもとに紹介

アザラシおはなちゃん
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クリエーターになりたい!けど、どうしたらいいのかな?

クリエーターになるために必要なもの(こと)はそれぞれ求められる事柄により違います。簡単にいえば、必須の資格はありません。専門性に優れ、その知識とスキルがあればどんな人でもなれる要素があるのがクリエーターです。

ですが、それぞれに必要なもの(こと)はもちろんあります。たとえば、ゲームクリエーターは、プレイ専門のクリエーターなのか、またゲーム制作のクリエーターなのかでもだいぶ違いがあります。

共通して必要な要素は、「専門的な知識」「必要な技術・機材」「コミュニケーション能力」「独自の表現方法」などがあります。なんとなく理解していただき次述では実例をもとに紹介をしていきます。

実例①|趣味で始めたぬいぐるみ作りだったが独学で学んでクリエーターに!

就労継続支援B型作業所を利用しているAさんは元々趣味で編み物をしていました。自分用に編んでいたマフラーや、帽子でしたが、利用している就労継続支援B型作業所の職員から販売してみなかと提案がありました。はじめは趣味で作ったものだからと思いましたが、工賃アップにもつながると考えると頑張ってみようと制作を始めました。

Aさんの性格もありお金をいただくならと独学で編み物を一から学び始めました。多種多様な編み方でマフラーや帽子など季節限定のものだけを制作していましたが、季節にこだわらず身近に感じて欲しいとぬいぐるみの制作も学び始めました。

最初は手芸店で型紙を購入し制作していたぬいぐるみですが、自分で考えたオリジナルのぬいぐるみ制作をしてみたいと思うようになっていきました。そのことを就労継続支援B型作業所に伝えると、さっそく聞き取りをしてくれ支援内容に組み込まれました。今までは自宅でしていた学びが支援という形で利用中にでき、専門的なアドバイスやほかの利用者からのヘルプもありオリジナルのぬいぐるみ制作ができました。

ぬいぐるみ制作はその後、コンセプト、マーケティング方法などしっかりと確立していきAさんはぬいぐるみクリエーターとなりました。

上記のように独学でクリエーターになる人もいます。ただ、独学での場合時間と費用について長い目で見ていかなければなりません。今すぐにでもクリエーターになりたいと考える人には向かないでしょう。

実例②|専門学校に通い資格もスキルも取得!なのに体調不良が原因で一般就労ができず就労継続支援B型作業所でクリエーター(イラストレーター)に!

Bさんは、学生の頃から、将来イラストレーターとして就職を考えていました。そのため、専門学校に通い必要なスキル、資格など取得し卒業しました。ですが、難病を患ってしまい一般就労が叶わなくなりました。最初こそフリーランスで仕事の受注を考えていましたが、体調に波があり納期に間に合わないなどのトラブルが心配で踏み切れませんでした。

そこで、一般就労を目指すためのステップアップとして、就労継続支援B型作業所に通うようになりました。就労継続支援B型作業所では、自分のペースで働くことができ、自分の希望するイラスト制作が支援につながるとわかりさっそく職員に相談してみました。するとSNSのスタンプ制作の話がきました。イラストもBさんオリジナルのもので販売することができ、工賃のアップにもなりました。就労継続支援B型作業所に依頼があったスタンプについて一般就労のように納期がコンスタントになく、Bさんの体調に合わせたペースで行うことができました。

このことで、就労継続支援B型作業所にてイラストレーターとして活動することができるようになりました。

Bさんは、専門的な知識、スキル、資格、機材など学校で学び取得できているのになかなか上手くクリエーターにつながりませんでした。ですが、就労継続支援B型作業所に通いイラストレーターとして自立(自律)することができました。

このように学校で学んだスキルを自分のペースで制作しクリエーターとして確立できるのは就労継続支援B型作業所の強みでしょう。

ぬいぐるみ制作で就労継続支援B型作業所を卒業!今後の展望を考察!!

ぬいぐるみ制作で就労継続支援B型作業所を卒業!今後の展望を考察!!

個人事業主やクリエーターへのなり方が理解できたことでステップアップを考えていかなければなりません。まずはぬいぐるみ制作で就労継続支援B型作業所を卒業することを視野に入れましょう。すぐに卒業という話ではなく、将来的にということが重要です。

ぬいぐるみクリエーターになり、ハイクオリティな商品の提供、マーケティング方法の確立、クライアントとの関係性など自立(自律)ができるようになれば将来個人事業主として就労継続支援B型作業所を卒業できるでしょう。

そのためにも今後の展望が重要となります。下記では今後の展望を考察しています。ぜひ、、参考にしてください。

ぬいぐるみクリエーターの将来性

ぬいぐるみクリエーターの将来性について、まず確実に需要はあります。ぬいぐるみ市場をみてもわかるように今上昇傾向にあるぬいぐるみは既存の2Dキャラクターのぬいぐるみ制作だけでなく、クリエーターのオリジナルのぬいぐるみも大きく飛躍しています。

そのため、ぬいぐるみクリエーターの将来は十分に発展するでしょう。ですが誰しもが飛躍できるわけではなく、専門的な知識、需要にあったスキル、高いクオリティ、信頼など社会のマナーを身につけなければなりません。

その社会のマナーや社交性について独自に行うことが得意な人もいますが、不得意な人もいます。その時は、就労継続支援B型作業所を利用し、もっと専門的なスキルや、資格を取得する方法があります。そこでマナーや社交性も一緒に培っていくことができ将来についてもしっかりとビジョンを明確にできるでしょう。

就労継続支援B型作業所を卒業したあとの展望

就労継続支援B型作業所を利用して資格、専門スキルなどを身に着け落ち着いて支援が受けられ、作業ができるようになったら、就労継続支援B型作業所の卒業(ステップアップ)を考えるでしょう。特にクリエーターとして自立(自律)ができた利用者の方は一般就労および個人事業主として活躍することが可能になります。

では、就労継続支援B型作業所を卒業したあとの展望ですが、まずは、卒業するにあたり、自分の働き方はどうしたいのかしっかりとしたビジョンが必要です。たとえば、ぬいぐるみクリエーターとしてどのように活躍したいのか、さらにクライアントに対し自分自身の売り込み方、マーケティング方法など様々な問題があります。もちろん就労継続支援B型作業所で携わった人間関係はそのまま引き継ぎましょう。今までは就労継続支援B型作業所が窓口だったことが個人になるので、関係性は大切にしていきたいところです。

大切にした関係性は必ず裏切りません。クライアントだけでなくファンの方に対しても重要です。自分自身でブランディングした商品です。クオリティが下がることなくファンの方に大切にされることで将来の展望もしっかりとしたものになるでしょう。

就労継続支援B型作業所を卒業したあとの展望は、初めの初動は大変なことが多いでしょう。ですが、落ち着いて対処できるようになると、安定した自立(自律)ができるようになり、個人事業主としてまたはフリーランスとして将来性がしっかりできます。

まとめ|就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作は将来性がある!ぬいぐるみクリエーターになるために重要なのは導入過程と市場調査だった!

まとめ|就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作は将来性がある!ぬいぐるみクリエーターになるために重要なのは導入過程と市場調査だった!

ここまで読んで、就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作は将来性があることが理解できたでしょうか?就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作は2023年度の玩具市場の大幅な飛躍により今後も上昇傾向にあります。そのため、ぬいぐるみクリエーターとしての活躍についても需要があり将来も大きく幅広い活躍ができるでしょう。

さらに、ぬいぐるみクリエーターになるために導入過程と市場調査はとても重要になります。導入過程について商品のブランディング、完成までのロードマップの準備などが重要です。導入過程を曖昧にするのではなくしっかりと目に見える状況を作りワンステップづつクリアしていきましょう。

ブランディングやロードマップには市場調査が必要になります。今なにが人気で必要とされているか、ターゲット層や価格など調べることは多岐にわたります。そのため、自分自身の思いだけを押し付けるのではなく市場調査で得た情報をもとにしてみましょう。

さいごに、本記事について簡単にまとめました。

  • 就労継続支援B型作業所におけるぬいぐるみ制作の導入過程
  • ぬいぐるみ制作を作業として取り入れる理由
  • クリエーターとは?ぬいぐるみクリエーターへなるための手順
  • ぬいぐるみ制作で就労継続支援B型作業所を卒業するまで
  • ぬいぐるみクリエーターの今後の展望
  • まとめ

本記事を読んで、やってみたいを実現できるお手伝いができると幸いです。

就労継続支援B型「ワークショップOHANA」にご興味・ご相談があれば、ぜひ下記までお問合せください。

特定非営利活動法人「北斗会」の連絡先はこちら

法人名特定非営利活動法人 北斗会
代表理事高野 和子
提供サービス種別就労継続支援B型事業
施設名ワークショップOHANA
住所〒899-4332 鹿児島県霧島市国分中央1丁目14-4
電話番号0995-50-3236
ファックス番号0995-50-3075
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